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2024年05月05日
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魔法少女(仮) 序章

2013年03月09日
わかるひとにはわかるネタ。とりあえず途中までだけどおいてみる。
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*** "魔法少女(仮) 序章"

噛み合わない欠片

2012年08月16日
※もしかしたらBLっぽい?



「結局君は、本物にはなれないんだよ」

当然の言葉だった。
結局は、自分は偽物。どう足掻いても、本物になれないことなどわかっているのだ。
わかっている、のに

「どんなに君が本物になることを望んでいても、本物になることは不可能だ。君は、僕にはなれない」
「わかっている」
「なら、どうしてこんなことをしたんだい?」

彼は、笑う。
目の前にいる自分の「偽物」を嘲笑うように、口から声を漏らした。

「君は愚かだ。わかっていても、こんな下らないことをするのだから」

どんなに姿を似せても
どんなに言葉を似せても
どんなに動作を似せても
結局彼にはなれないのだ。

「そんな君が、僕は嫌いじゃないよ……愛しさすら感じてしまうね」

くくっ、と喉を鳴らしながら彼は笑う。その笑いに、腹の奥底から不快感が湧き出る。

「君は、それほどまでに彼女が愛しいんだね。僕から、奪いたいほどに」
「……違う」

否定する言葉はあまりに弱く、力を持っていない。それでも、否定がしたかった。

「俺が欲しかったのは」
「否定するのかい? 僕から奪ったくせに」

否定を許さない、彼の声。当たり前の言葉に、体が、心が、震えた。

「まあ、いいよ。いずれ、僕が取り戻すのだからね」

そう言って彼は近づいてくる。頬に触れる手は異様に冷たく感じられた。それとも、自分の頬が異様に暑いのだろうか。鼓動が速く鳴り響く。

「君から、全てを」

声は冷たく、体の奥にまで届く。手が離れるまでの間、呼吸が出来なかったように思えた。

「君は僕の欠片などではない。君と僕は、全く別のものだからね。どんなに、似せようとしても」

それだけ言い残して、彼は闇の中に消えた。
彼の言うことは、正しい。いくら自分が本物になることを求めても、望んでも、本物になることは不可能なのだ。

「それでも……」

「それでも俺は……!」






誰と誰かは言わなくてもわかるだろう…?
私の全力のjlniはここまでだ…orz
ってかjlniですらない…だと…?!

幽霊的視点

2012年07月28日

[すげー素朴な疑問なんだけどさ、何で自分で扉閉めた後にまた扉バンバン!! ってするわけ? あれ、何? 自分で占めたの忘れちゃった☆的な感じなわけ?]
「……演出だろ」
[っつーかさ、まあ夜に出るっていう展開はわかるわ。そっちのほうがビビらせやすいし。でもさ、何で子供の前でばっかり出るわけ?]
「いや、俺は知らないけど……。むしろお前ならどうするんだよ」
[そりゃー、狙うは一家の大黒柱だろう! そいつ押さえとけばいつでも追い出せるじゃん]
「あー、なるほど」
[大体子供の前ばっかりで出たってさ、子供が言うことなんて親が信じるかあ? それに、追い出したいなら大人の前でしないと効果ないだろ]
「……もしかして、それってお前の経験談か?」
[え? あ、うん。そうだけど]
「ってことは……」
[ああ、安心しろって。あいつ来てからはしてない]
「……その前まではしてたのか」

[なあなあ、何でこういうやつの幽霊ってすぐ引っ張るとかするわけ? オレなら絶対もっとビビらせられるんだけど]
「……はあ」
[たとえばさー、ほら、こういうシーツとか被ってさ、後ろに立つのよ。で、相手は子供がしてるって思って引っ張るけど誰もいないー!! とか、怖くない?]
「……はあ」
(こいつとホラー見ると面倒だな……)


いや、そもそもなんで一緒にホラー見てるんだってツッコミが

記憶という鎖

2012年05月25日
幸せだった

初めて手に入れた幸せだった

ただ自分の体を抱き寄せてくれる
暖かな人の手があることが
幸せだった

なのに
何故全て消えてしまったのだろう
ただそばにいること
それだけが幸せだったというのに

「どうして……」

涙を零す彼女に対して
自分は何ができると言うだろう
震えている彼女に対して
自分は何ができると言うだろう

「お兄ちゃん」

この手で

「お兄ちゃん」

彼女を包んで

「お兄ちゃん」

彼女を守れるのなら

「――忘れるんだ」

全てを偽っても、
全てを裏切っても、

何でも、いいんだ。


忍者娘の話

2011年12月18日
ちょっと前からストップしてる忍者娘の話をさらしてみる。
オチが決まらんのだよ、オチが……!

※中途半端に終わってます。もしかしたら追記する、かも。
*** "忍者娘の話"