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2025年05月14日
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彼と彼女と彼の過去
2009年10月25日
「お兄ちゃんの目は闇色なのね」
彼女のまっすぐな青い瞳に、言葉を失った。
「……怖いか」
「うん?」
「闇色の目は、怖いか?」
尋ねると、彼女は首を傾げた。
「どうして?」
「え」
「何で、闇色の目が怖いの?」
ぱちぱちと瞬きをする彼女はすぐに笑った。
「だって、お兄ちゃんの目は、夜空みたいで綺麗だもん。怖いなんて、思ったことないよ」
その言葉を聞いて、少しだけ自分が考えていたことが下らなく思えた。
「君が心配することじゃないよ」
「お兄ちゃん!」
後ろから彼が来て、くすりと笑いかける。
「心配なんて……」
「まあ、そう思うのも仕方ないけれどね。でも、彼女は君のようには思っていないよ」
穏やかに紺の瞳を細めて、彼は笑う。その笑顔は、彼女によく似ていた。
昔話。多分昔のままならみんな幸せだったと思う気もしないこともない。
早く書きたい……
彼女のまっすぐな青い瞳に、言葉を失った。
「……怖いか」
「うん?」
「闇色の目は、怖いか?」
尋ねると、彼女は首を傾げた。
「どうして?」
「え」
「何で、闇色の目が怖いの?」
ぱちぱちと瞬きをする彼女はすぐに笑った。
「だって、お兄ちゃんの目は、夜空みたいで綺麗だもん。怖いなんて、思ったことないよ」
その言葉を聞いて、少しだけ自分が考えていたことが下らなく思えた。
「君が心配することじゃないよ」
「お兄ちゃん!」
後ろから彼が来て、くすりと笑いかける。
「心配なんて……」
「まあ、そう思うのも仕方ないけれどね。でも、彼女は君のようには思っていないよ」
穏やかに紺の瞳を細めて、彼は笑う。その笑顔は、彼女によく似ていた。
昔話。多分昔のままならみんな幸せだったと思う気もしないこともない。
早く書きたい……
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