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2025年05月15日
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伝説の物語

2009年10月31日
「ふざけるな……」

少女の声は震えていた。その言葉を受ける男の表情は少女と対照的に穏やかな表情をしている。

「ふざけるな……ふざけるな!」
「君に、最後のお願い……いや、呪いをあげよう」

男は笑う。そして少女の額に人差し指を当てた。

「いずれ私はこの力に飲み込まれて、再び目覚める。その時は、君が――」

男の言葉を聞いた少女は大きく目を見開いた。言葉が終わると、男は少女の額から指を離した。

「何で……! 何で、私っ、……!」

嗚咽混じりに少女は声にならない叫びを上げる。俺は、微笑んでいる。

「すまない」
「何故、私を独りにするんだ!」
「すまない」
「何故、私を作ったんだ!」
「すまない」
「答えろ! 何故だ、何故!!」

少女の瞳から大粒の涙が零れる。

「一緒にいるって、言ったじゃないか……!」
「ああ、そうだ。私と君は、一緒だよ」

少女の頬に触れて男は言う。

「私と君は共に在る。だから、消えるときも同じだ」
「私を独りにしないでくれ……!」
「ああ」

それから男はもう一度「すまない」と言って、目を閉じた。
















マジ男許されないわー。あんな美少女独りにしてから←
でも男の言葉は皮肉にも本当になります。少女が最も望まない形で。

……この話書けるかな←
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