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2025年05月14日
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銀と黒の衝突
2009年03月22日
下の霊感考察のネタ。
PoPの完結後、ある種のAnother Storyだったり。
PoPの完結後、ある種のAnother Storyだったり。
銀色。
そんな表現が似合う、そんな存在だった。
「…………」
「…………」
「…………」
ここで言葉を発するわけにはいかない。長い経験は、こういった奴らに反応したらろくなことにならないと警告してくれる。
「……何だ」
銀髪銀目、白いフードに見を包んだそいつは一言発した。だが、反応する訳には行かない。関わるな、関わるな。
「お前は、私が見えているな」
図星をつかれる。
「見えているのだな。何故反応しない」
無視だ、無視。こいつはこの世に存在するものではない。
「……珍しいモノなのに、慣れてしまっているな」
銀髪のそいつは小さく零した。どうやら、見える奴がほかにいるらしい。関係ない。関わるな。
「見えているのだろう、素直に言ったらどうだ」
「…………」
何で今日、学校に来たんだろう。そして、何で屋上にいるのだろう。大失敗だ。
「強い力を感じる。だが、抑えているな」
あいつらと違って、と小さくそいつは付け加えた。銀色の瞳にじっと見つめられて、視線を反らすにも反らせない。月に睨まれるという感じだろうか。
「どうりで近寄らない訳か。あいつら以上に珍しいモノだ」
「……」
どこの誰だか知らないが、こんな奴に関わらないといけない奴お疲れ。絶対に関わりあいたくないタイプだと、確信した。
「いい加減反応したらどうだ」
ここで反応したらどうなる?
「私が見えているのに見えていないと言う反応を取られるのは好きではない」
お前の好みかよ。
「あー!! やっぱりいたぁ!!」
そのとき、空気が壊れた。まるで金縛りから解放されたかのように体が軽くなった気がした。
「ったく、学校に来たくせに授業中ずっと屋上とか馬鹿じゃないの?!」
「はいはい」
「はいはいじゃないわよ! 一人だけずるいー!」
屋上に乱入した幼なじみを見て、小さくため息を吐く。それから、視線を先ほどまで銀髪銀目がいたほうに向けると、そこには何もなかった。どうやら帰ったらしい。
「授業行くわよ授業! その後部活だからね!!」
マジかよ、と思っている間に腕は既に捕まれ引っ張られていた。
***
「……はぁ?」
自分のことが見えているくせに徹底的に無視する奴が出てきたからものすごく腹が立った。それが、帰ってきたアーディスの第一声だった。
「えっと、何で腹立つんだよ?」
「嘘は嫌いだ」
「いやいやいやいや……」
自分が嘘みたいな存在のくせに、と言ったらマジでどこかに送られそうなので口には出さなかった。しかし、アーディスにも腹が立つこともあるのかと少し驚いてしまった。
「っていうか、お前が見えるって事はすげー霊感あるんじゃねえの?」
「確かに力は強かった」
「じゃあPoPに狙われ放題とかだったりするんじゃ……」
「そいつは力の制御もしている。お前らみたいに力を放出したままではない」
ならぜひその人に力の制御を教えて欲しいと思う。でも、それでアーディスがいなくなるのは少し嫌かも。
「じゃあ、お前はその人に自分がいるって言わせたかったのか?」
「…………わからない」
おや。
「ただ、私が見えているのに無視をするのが腹だたしかった」
「腹だたしいって……」
その人だって絶対関わりあいたくなかったんだよ。俺と同じで。
でも、そういうアーディスの表情がなんだか楽しそうに見えた。……なんだか複雑な気分だ。
新説:広→ア→月
\(^o^)/
大いにアリと思ったあたり私はだめな気がしました。
でもえ、広アーがアリなら月アーだってアリだと思うんです。むしろ朱月×里佳で月読×アーディスで広塚×望田で一件落着な気がしました。(最低!)
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